ローリングストーンズの魅力について
中野D児さん自体、自らブートレグの存在を否定していますが、この本を買った人はみな正規盤のみでは飽き足らず、ブートレグのことをもっと知りたい、ブートレッグが欲しい、という人ばかりのはずです。
PREFACE
「Bootleg=ブートレッグ」、密造という意味だ。1920年代、米国に禁酒法が存在していた時代に密造酒のことをさして「ブートレッグ」と言い、後にポピュラーとなった言葉である。
音楽業界で言うところの「ブートレッグ」とは、「密造ディスク」の事である。この密造ディスクとは何か。アーティストや、そのアーティストの録音源の発売権を持つレコード会社等の許可を得ずに、無許可で発売されたレコードやCDの事である。
従ってブートレッグは、合法的ではない。ただし、一部の国によっては、細かい法の網目を潜って、半ば合法的にリリースすることも可能だ。イタリアやルクセンブルグ、台湾、そして昨年までの日本がそうであった。しかし、そのようなケースで登場した音源も、内容はライブの録音であったり、スタジオレコーディングの未発表テイクの横流しであったりするため、内容的には非合法 / 無許可のフォーマットに変わりはない。
ブートレッグの原産国は、米国はもとより、ドイツ、オランダ、イタリア、台湾、日本等が確認されている。もちろんブートレッグに対するアーティストや権利保有会社、当局等の取り締まりは厳しい。何度も言う。ブートレッグは、違法な物なのだ。
しかし今日、どれが正規のディスクで、どれが違法のそれなのかを一般の人が見分けるのは難しい。かつてのように、ブートレッグの典型である白ジャケットにスタンプとか、粗末な写真と曲目クレジットをコピーしたスリックだけのジャケットは姿を消し、今や正規盤と見間違うほどの豪華なジャケットが増えているからである。収録されている音も、ライン音源によるフツーの音質のディスクが多い。
そこで今、どれがブートレッグかを判別するための手引きが必要となっている。正規盤と劣悪な無許可盤を見分ける知識と、無許可盤の内情を知ってもらうために、私は本ディスコグラフィーを監修することにしたのである。また本書は、スタジオ・ライブを除くライブ録音のフォーマットに関して編集した。善良な音楽ファンの一助となる事を願って・・・・・。
中野D児
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