http://stones.no-mania.com/1969%20north%20american%20tour_9/live--r%20than%20you--ll%20ever%20beLive'r Than You'll Ever Be(2LP + CD)
(The Swingin' Pig Records TSP-CD-043)
1. Jumpin' Jack Flash
2. Carol
3. Sympathy For The Devil
4. Stray Cat Blues
5. Prodigal Son
6. You Gotta Move
7. Love In Vain
8. I'm Free
9. Under My Thumb
10. Midnight Rambler
11. Live Wuth Me
12. Gimmie Shelter
13. Little Queenie
14. Satisfaction
15. Honky Tonk Women
16. Street Fighting Man
Recording Info: 1. New York, Nov.27, 1969 2~8. Oakland, Nov. 9, 1969
9. Altamont, Dec. 9, 1969 10~16. Oakland, Nov. 9, 1969
このアルバムを紹介するにあたり、過去に発売された2作のブートレグを紹介しておく必要があります。まずは同じタイトルのLP「Live'r Than You'll Ever Be (Lunch Recirds)」です。ランチレコードの同名LPは、1970年にリリースされたストーンズ最初のブートレッグです。
1969年11月9日の、サンフランシスコはオークランドのライブのセカンドショーです。当時は、昼夜2回公演が行われ、このアルバムには夜の部から10曲が収められていました。音質は、オーディエンス・モノラル録音ですが、非常に良好でした。(Rolling Stones Bootleg Discographyより)
その後同タイトルのLPは、たくさん発売されましたが、Rolling Stones Bootleg Discographyでは、このアルバムをオリジナルとしています。
そして2枚目ですが、「Oakland Sixty-nine (No Credit)」というLPです。この作品も、同じく11月9日のセカンドショーを収めたものですが、当日コンサートで演奏された曲は、全部で16曲。「Live'r Than You'll Ever Be (Lunch Recirds)」では、そのうち10曲が収録されていました。このLPで新たに聞くことができるようになったのは、"Stray Cat Blues", "Prodigal Son", "You Gotta Move", "Satisfaction"の4曲です。
結局、現在でも聴くことができないのは、"Jumpin' Jack Flash", "Under My Thumb"の2曲となっています。
そこでいよいよ本作の登場です。本作ではオークランドの16曲がすべて収録されている、初の完全収録盤のように表ジャケットにはクレジットされています。しかし、ジャケットも兼ねているリーフレットをよく読むと、その2曲はオークランドのテイクではなく、映画「ギミー・シェルター」より流用しているものでした。
またその他の曲は、89年に新たに発見されたマスター・テープを使用しているとのことです。実際に聴いてみると、確かに前作2作に比べると、音の広がりを感じます。2曲以外は同じマスター・テープからなので、スムーズに進行します。さすがは、TSP。いろいろと努力しているようです。(Rolling Stones Bootleg Discographyより)
私は残念ながら、本作はLPのみ所有しています。CDは持っていません。また紹介の前作2作も持っていません。記述は、Rolling Stones Bootleg Discography からの引用です。
音質評価は、良質なオーディエンス録音で、very good +です。ドラムスがほとんど聞こえず、低域がないのが残念ですが、それ以外はとても自然な音で、69年、オークランド物の中では最高の1枚です。2曲がオークランドのテイクではないとはいえ、つなぎもきれいですし、音質も違和感はなく、言われなければ全く分かりません。さすがはTSPです。レコードとしては最高の1枚です。
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